アマチュア無線では様々な変調方式が使用されています。
送信側の変調方式と受信側の復調方式が異なると、電波は到達していても、内容が出来るような音として復調することが不可能です。
また、衛星、レピータ、月面反射通信等、一般の地上波同士の通信とは異なる通信方法もあり、それらは他の通信と混信しないように、独立して周波数を使うようにしないといけません。
そこで、互いの混信にならないように、変調方式や使用用途によって使う周波数を区切っています。これをバンドプランと言います。
バンドプランは総務省告示として法令的に位置づけられるものに加え、JARLが制定している,ものもあります。
総務省、JARLがそれぞれ、バンドプランを図示したものを公表していますが、これが見にくいと以前から思っていました。
法令用語をそのまま図にしているので、例えば「広帯域の電話」と記述されています。ここを見て即座に「FMはここだな」と読み替えられるのは、アマチュア無線の免許を取得して、ある程度経験を積んだ方でしょう。
また、注釈が多いために、図だけでは判断できないことが多数あることも読みにくくしている要因です。
そこで、難しい法律用語を馴染みのある実際の電波型式に置き換え、フォントの大きさ、余白の使い方に考慮し、注釈の内容も盛り込んで、「この図だけで直感的にバンドプランが分かる」ものを作成しました。
X上で公開したところ、好評だったため、こちらにもそのデータを置いておきます。
JG2TSL個人が趣味で作成したものですので、細かい部分での誤りがあるかもしれませんので、自己責任でご使用ください。
致命的なミスを発見した場合は、JG2TSLまでご連絡宜しくお願い致します。
2024/08/20
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