50MHz○

2000年のDX QSO


  ついに2000年。この年にできた50MHzでのDX QSOをまとめてみることにします。

 自宅の設備はJST-245(100W出力)、自作7エレYagi-Uda、20mh(ルーフタワー使用)で、昨年と変わりません。しかし、後半にはクラブシャックを借用するようになります。


お正月

2000/1/3 18:43 VR2MQ 50.150MHz SSB 59 59 Hong Kong

 恒例ののNew Year Party移動運用も終え、のんびりムードの3日だったのですが、夕方より国内スキャッターなどが入り始めコンディションが上昇。香港の局も聞こえてきた。新世紀のQSOとあって、交わす挨拶もそれらしいものとなった。


2月は春の兆し

2000/2/5 12:58 VK4ID 50.160MHz SSB 45 55 Australia

 お昼休みはいつものようにワッチをしていて、2月になるとVKも聞こえてくるようになった。VK4は良く開けるので、お馴染みさんが多く、未交信局を見つけてはのQSOになる。この局とはQSOしたことがなかったので、QSOした。


DXシーズン突入!

2000/3/2 20:38 VK4DHF 50.115MHz CW 599 569 Australia
2000/3/3 21:58 BD7NQ 50.106MHz CW 559 559 China

 さぁ、3月。取りあえず、オーストラリアや中国は連日入感するようになった。


幻の南米

2000/3/5 22:21 AH0P 50.115MHz SSB 59 59 Mariana Is.
2000/3/5 22:35 YV4AB/b 50.025MHz CW 539 HRD Venezuela
2000/3/5 23:08 BX2AB 50.100MHz CW 559 559 Chaina
左より
JM1LTA(昨年、一緒に宝永山に登りました。)
JG2CEZ(ローカル局です。)
JH0SPE(この後、御結婚されました。)

 自分も籍を置いている東長野コンテストクラブの東京支部の3人がマリアナリゾートよりQRVすることになった。3/4にも50MHzのオープンがあったようだが、3/5のオープンはすごかった。RS=59++。強力な信号に、コンテストで鍛えた3人のテキパキとしたオペレートでたくさんの局とQSOしたようだ。SSBに特化した運用が良かったのか、モービル局やQRP局もQSOに成功し、最後には呼ばれなくなる始末。深夜の1時過ぎでも、まだ聞こえており、でも呼ぶ局もいなかったので、JJ2GMHとAH0P(op.JG2CEZ)と3人で国際ラグチューをしてしまった。静岡で430MHzでダベってるのと変わらないぞ。
 ところで、この間に一つの「勘違いのドラマ」がありました。
 AH0Pが強力に聞こえる中、南西方向からYVベネズエラのビーコンが聞こえてきたのです。ロングパスの南米です。ルーフタワーな僕のところでも、その信号ははっきり聞こえ、それだけでも感動していました。でも、せっかくだからQSOしたい。誰かいないか?と、ワッチしていると,50.110MHzでカスカスの信号が聞こえます。群がるパイルも大きく、「こりゃ、カリブじゃないのか?」とみんなで呼び出しました。コールサインを中々打たないので,どこだか分かりません。でも、QSOしなきゃ!と夢中で呼んでいるとコールバックがありました。このパイルをよくぞ抜けたものだと我ながら関心していると、QSO後、すぐに携帯電話が鳴り出しました。ん、某1エリアの局から。「ねぇ! 今QSOしたのどこ!?」と言うのですが、実は自分も分かっていません。カリブだと思ってQSOしたのですが、その後にやっとでコールサインが判明し、中国と分かりました。それが分かった瞬間、パイルも小さくなったので、皆で間違えて呼んでいたのね・・・。


念願のヨーロッパ

2000/3/10 09:02 EH7KW 50.091MHz CW 559 559 Spain
2000/3/10 22:01 YF1OO 50.101MHz CW 559 519 Indonesia

 WACのリーチが掛かってから11年。やっとでQSOできたヨーロッパがこのEH7KWでした。詳しくは、WACまでの軌跡を参照。


深夜になっても東南アジア

2000/3/12 00:17 9M2TO 50.256MHz CW 559 599 Western Malaysia
2000/3/12 00:24 9M2NK/P 50.107MHz SSB 55 55 Western Malaysia

 深夜になっても、浮いては沈み、沈んでは浮くマレーシアの信号。昨年、苦労したのはなんだったの?ってくらい良く入感するようになった。


インド洋スキャッター

2000/3/13 12:32 LU6HI 50.114MHz SSB 59 59 Argentina
2000/3/13 12:39 3D2TC 50.120MHz SSB 59 59 Fiji
2000/3/13 18:10 5B4FL 50.113MHz CW 559 559 Cyprus
ビューロー経由でGET

 昼休みなっても聞こえるLU。悪いと言えども、コンディションはサイクルのピークにふさわしい。
その夕方、インド洋スキャッターで5B4FLが聞こえてきた。この伝播は自分の設備ではQSOまでは至らないのではないかと思っていたが、この局とまずQSOができた。他にも4XやJYも聞いているのだが、これらとは中々QSOできない・・・。


東南アジアいろいろ

2000/3/14 23:46 9M6KET 50.120MHz CW 599 599 Eastern Malaysia
2000/3/15 00:01 9M6JU 50.120MHz SSB 59 59 Eastern Malaysia
2000/3/16 22:33 9M6KET 50.120MHz SSB 59 59 Eastern Malaysia
2000/3/17 16:12 XW2A 50.135MHz SSB 59 59 Laos
2000/3/17 16:18 XW2A 50.135MHz CW 599 599 Laos
2000/3/20 21:28 WH7C/DU1 50.095MHz CW 599 599 Philippines
2000/3/20 23:17 9M6BAA 50.115MHz SSB 59 59 Eastern Malaysia

 3月中盤、毎日どこかが聞こえる。東南アジアからも日本人の方々がQRVしてくれ、華麗に捌くパイルに自分も加わり、いくつかQSOができた。


10年前の雪辱

2000/3/23 08:08 9H1BT 50.115MHz CW 559 559 Malta

 10年前、59+で聞こえながらもQSOできなかった9H1BTとついにQSOできた。この日はそんなに強くも無かったのだが、QSOできた。


新エンティティー出現

2000/3/24 12:38 TX0DX 50.115MHz SSB 59 59 Chesterfield Is.
2000/3/24 23:26 TX0DX 50.135MHz CW 599 599 Chesterfield Is.
2000/3/25 18:41 9M2JKL 50.107MHz CW 559 569 Western Malaysia
2000/3/28 22:51 YB0RP 50.140MHz SSB 59 59 Indonesia
2000/4/1 13:31 VK8OT 50.116MHz CW 559 559 Australia
2000/4/3 00:03 9M2/JI1ETU 50.130MHz SSB 53 51 Western Malaysia
2000/4/3 22:59 T88WX 50.120MHz SSB 59 59 Palau
2000/4/4 21:18 4W6/VK2QF 50.135MHz SSB 59 59 U.N. Transitional Administration
in East Timor
2000/4/4 21:28 3D2AG 50.107MHz CW 599 599 Fiji

 オセアニアに新エンティティーが2つもできた。直後にDXペディションが行われたため、どちらも簡単にQSOできた。どちらも伝播的に容易な地域だったことが良かったのだろう。


オセアニアはやり放題

2000/4/8 17:19 KH8/N0JK 50.122MHz CW 559 599 American Samoa
2000/4/9 21:06 VK3ZNF 50.160MHz SSB 55 54 Australia
2000/4/9 21:09 VK3DQJ 50.170MHz SSB 57 59 Australia
2000/4/9 21:25 VK3XQ 50.145MHz CW 559 559 Australia
2000/4/9 21:31 VK3BDL 50.160MHz SSB 52 41 Australia
2000/4/9 21:37 VK3DQJ 50.177MHz CW 559 559 Australia
2000/4/11 17:57 VK2XN 50.130MHz SSB 52 52 Australia
2000/4/12 00:24 T88JU 50.115MHz SSB 59 59 Republic of Belau
2000/4/20 18:54 KH8/N5OLS 50.104MHz CW 599 599 American Samoa
2000/4/21 20:48 KH0/JE1SYN 50.118MHz SSB 59 59 Mariana Is.
2000/4/21 21:02 KH2/JA3AQM 50.130MHz SSB 59 59 Guam
2000/4/22 19:54 KH8/N5OLS 50.103MHz SSB 59 59 American Samoa
2000/4/23 00:08 DU1EGA/MM 50.098MHz CW 599 599
2000/4/25 23:05 VR2JK 50.145MHz CW 599 599 Hong Kong
2000/4/26 22:06 YC1MH 50.160MHz SSB 59 59 Republic of Indonesia
2000/4/27 19:11 FO3BM 50.135MHz SSB 59 58 French Polynesia

 4/8。ワッチして見つけたKH8/N0JKの信号はとにかく弱かった。QSBの谷間に入ると了解できない。ピークでKH8・・・と聞こえたので、すかさず呼ぶと、すんなりコールバックがあった。KH8なんて割とアクティビティーが無いのに、パイルアップにはならなかった。何度も聞いてコールサインをコピー。あとで、分かったことなのだが、この局はなんとMFJの小さな10WトランシーバーでQRVしていたのだという。ちなみに、この後KH8/N5OLSがアクティブにオンエアし始めたので、KH8は割と簡単なエンティティーになった。
 4/9、夜。VK3が良く聞こえてきた。JAで良く聞こえるVKは4エリアが多いのだが、この日は人口の多いVK3が結構聞こえている。VK3側は局も多いはずと思い、少し上目の周波数(50.160MHz)で意識してCQを出したら、オーストラリアの局が呼んできた。こちらがJAとは言え、相手も喜んでいるのが分かる。
 4月もオセアニアとは言えDX局といろいろQSOできたなぁ。


かろうじて南アジア

2000/4/30 16:52 4S7YSG 50.135MHz SSB 59 59 Sri Lanka
2000/4/30 18:23 BV4QI 50.120MHz SSB 59 59 Taiwan
2000/4/30 19:38 VR2K 50.105MHz CW 599 599 Hong Kong

 仕事中に電話が入る。「スリランカ聞こえてるけど、TSL、QSOしたっけ?」 はい、してません。事務仕事を取りあえずほったらかしてシャックに直行。信号は強く、59。簡単にQSOできた。ローカルの皆は前のオープンで既にQSOしていたのだが、これで皆に追いついた。


アフリカ本土は聞こえたけれど・・・

2000/5/ 18:00頃 ZS6AVP 50.104MHz SSB 55 HRD South Africa
2000/5/ ZS6AXT 50.131MHz SSB 55 HRD South Africa

 ゴールデンウィーク。アフリカ本土がついに聞こえた! 信号はRS55くらい。南アフリカは局が多いので、何局も聞こえるのだが、パイルもひどく、QSOには至らなかった。


5月に入ってもまだまだいける

2000/5/6 15:13 VK2XN 50.176MHz SSB 59 59 Australia
2000/5/6 17:38 9N7SZ 50.125MHz CW 559 539 Nepal
2000/5/8 17:27 HL3AOA 50.213MHz SSB 59 59 South Korea
2000/5/8 19:52 BV4SF 50.135MHz SSB 57 57 Taiwan
2000/5/16 21:45 VK9WI 50.115MHz SSB 59 59 Willis I.
2000/5/20 23:39 4W/JA1BK 50.110MHz SSB 59 59 U.N. Transitional Administration
in East Timor
2000/5/29 18:25 YJ8WR 50.150MHz SSB 59 59 Vanuatu

 9N7SZはスキャッターの入感で、かなり呼んでやっとで取れた。ベアフットだとこういう伝播はつらい。

 VK9シリーズもあまり埋まってなかったので、このDXペディションはありがたかった。QSBがあったものの、ちょうど自分のところに落ちている時間があったようでQSOできた。

 東チモールもいろんな局が出ていました。


Eスポシーズンも楽しもう

2000/6/11 14:16 V8IAN 50.125MHz SSB 59 59 Brunei
2000/6/11 16:58 BV4QI 50.120MHz SSB 55 57 Taiwan
2000/6/11 17:08 BV2TL 50.125MHz SSB 57 55 Taiwan
2000/7/23 11:43 JD1BKG 50.215MHz SSB 59 59 Ogasawara
2000/8/29 19:11 VR2KW 50.107MHz CW 559 559 Hong Kong
 6月はEスポシーズン。国内の信号に混じって、近隣諸国も聞こえてくる

9月は秋の気配

2000/9/4 19:12 V73JK 50.135MHz SSB 57 59 Marshall Is.
2000/9/13 16:15 9M0F 50.115MHz CW 599 599 Spratly Is
2000/9/14 23:15 4W6UN 50.115MHz SSB 53 53 U.N. Transitional Administration
in East Timor

  9月に入ると、秋のコンディションになっていく。
 9M0FはFEDXPによるDXペディション。
 4W6UNは、いつもビーコンで良く聞こえているのだが、この日はQSOを重ねていた。


10月、秋のシーズン

2000/10/3 18:36 XU7ABF 50.122MHz SSB 59 59 Cambodia
2000/10/3 21:37 XU7ABF 50.127MHz CW 599 599 Cambodia
2000/10/7 16:20 T88JJ 50.115MHz CW 579 599 Republic of Belau
2000/10/8 13:32 V73UX 50.130MHz SSB 59 59 Marshall Is.
2000/10/9 17:07 3W3SK 50.130MHz SSB 59 59 Vietnam
2000/10/12 08:05 PU3WPA 50.MHz SSB 59 59 Brazil
2000/10/15 10:00 KH6ND/KH5 50.MHz CW 599 599 Palmyra & Jarvis Is
2000/10/21 12:55 ZL2AGI 50.106MHz CW 559 559 New Zealand
2000/10/30 18:51 XU7AAP 50.MHz SSB 57 59 Cambodia
2000/10/31 12:59 A52JA 50.125MHz CW 599 599 Bhutan
なぜか本人とマネージャーの両方から1枚ずつQSLカードが到着。
マネージャーにしかカード請求してないのですが・・・

 3Wの出現は強烈だった。59+の信号。日本語によるオペレート。東南アジアの中でも、この国のアクティビティはそんなになかったので、初めは猛パイルだった。しかし、連日のオンエアで半年後には常連エンティティーになった。

 1級建築施工管理技師の試験を受けに東京に向かわなければいけない日曜日の朝。南米の局がたくさん聞こえた。その中でバリバリとパイルを捌く強い信号が聞こえる。これがKH5。パイルを破るのに少し苦労したが、無事QSO。QSO後、すぐにスイッチを切り、静岡駅に向かった。
 この後、K5Kが入感するのだが、仕事が忙しく、結局QSOできなかった。でもセコカンは取れたから良しとしよう。

 昼休みにPYが聞こえた。PYを呼ぶ局は少なく、CQを連発していると思ったら、そのうちに聞こえなくなった。同じように昼休みを取っていたローカルが「ブータン聞こえるよ!」と430MHzで教えてくれた。そして、そのローカルはQSOを済ませた。こちらでは聞こえなく、20kmほどのロケの差か・・・と半ば諦め気味にワッチを続けると、フワフワフワと信号が上がってきた。すかさず呼ぶとコールバックがあり、QSO成立! その30秒後、無線機の電源が落ちた。
 実は、去年やった「ワンテンスケルチ作戦」の代わりに、「オーディオタイマー作戦」を実行していたのだ。スケルチを利用すると、関係無いときにスケルチが開いたりすることがあるので、オーディオ用プログラムタイマーを利用し、希望の時間だけ無線機の電源を入れるようにしたのだった。朝は06:30に50.110MHzのワッチが始まる。このノイズが朝の目覚ましの代わり。朝は08:05に電源が落ちる。昼は12:00に電源が入る。お昼ご飯を食べて、自室に戻るとすでに50.110MHzで無線機が受信しているという訳。昼の時間は13:00でタイマーが切れるようになっているので、12:59にQSOした直後に無線機の電源が落ちてしまったのです。QSO中じゃなくって良かった。


ヨーロッパ スキャッター!

2000/11/2 17:54 LZ2CC 50.135MHz CW 559 559 Bulgaria
2000/11/2 18:10 OK1DDO 50.089MHz CW 559 559 Czech Republic
2000/11/2 18:15 YU7FU 50.088MHz CW 559 559 Yugoslavia

 秋になった。サイクルのピークをベアフット+ルーフタワーで迎えるのがどうしても悔しくて、とうとうJI2ZJSクラブシャックに6mのアンテナを上げ、常設の6mの設備を置いてしまった。移動局じゃ50Wしか出せないので、常置場所をここにした固定局をもう1局開局させ、200W出せるようにした。「ベアフット同好会」宣言は返上!? これで人並みにDXを呼べるかな?
 11/1。ヨーロッパがインド洋スキャッターで聞こえるとリポートが上がる。うちでも聞こえるのだろうか? 聞いてみると、9H、YU等、自宅でも聞こえてきた! 17:00、仕事を終えてすぐに車に乗り込んだ。クラブシャックまでは20分。到着してすぐに聞くと、聞こえる聞こえる! 何度か呼んだが、どうもとってもらえない。やっぱりパワーがもっと必要なのか?
 アンテナは臨時に仮設した6エレだが、オバケマストに付けただけなので、高さがない。パンザマストには5エレがあがっており、これは20mほどの高さがあるが、5エレでは・・・
 11/2。今日も自宅でヨーロッパの信号を確認して、すぐにクラブシャックに向かう。外は嵐のような天気で、強風に雨が吹付ける。これでは6エレのマストを伸ばすこともできず、仕方なく5エレでワッチを開始。6エレは屋根にへばりついたままだ。でも、ヨーロッパの信号はちゃんと聞こえる。プリアンプを入れれば、なんとSメーターが7も振らしている局がいる。本当にインド洋スキャッターのヨーロッパなの?って感じ。
 そこら中でパイルが聞こえる。まずは、YUの局を発見。QSBが激しいが、どうやら自分にコールバックがあったようだ。まずは1局get!? おいおい、こっちのアンテナは5エレシングルだぞ。こんなのでヨーロッパスキャッターができるの? でもコールサインが分からない。
 もう1つのVFOで他の局を探す。すると、ひどいバズの中からふわふわと聞こえるLZ2CCを発見。呼ぶ局も少なく、すぐにQSOできた。夢のようだ。!

 さらにワッチを続ける。50.100MHzはものすごい混乱で、この周波数を聞いているだけでもいろいろな局が聞こえてくる。DL,9H,9A・・・いろいろな局のCQが聞こえては消え、消えては聞こえ、この周波数では一体誰を呼んでいいのか分からない。
 次に発見したのはOK1DDO。この局は微妙(1〜2KHz)にスプリットにしてパイルを捌いているおかげで、スタンバイが非常にわかり易い。無事QSO。やった

 そして、もう1局YUを見つける、今度はコールサインがしっかり確認できるぞ。無事、QSO。
 なんと、ヨーロッパの3エンティティーと一気にQSOできてしまった。ビッグガンの方々はもっとやってるのだろうけど、5エレでできたと思えば上出来!

 実は11月4日もヨーロッパが大オープンしているのだが、なんとクラブシャックではほとんど聞こえなかった。ローカルは移動してSMとQSOしているのに・・・ロケの差は大きいようだ。


中近東/アジア ショートパス

2000/11/4 12:45 9M6CTT 50.115MHz SSB 59 59 Eastern Malaysia
2000/11/5 14:30 5B4FL 50.MHz CW 599 HRD Cyprus
2000/11/5 15:06 JY9NX 50.095MHz CW 559 HRD Jordan
2000/11/5 15:30 UT5JCW 50.MHz CW 559 HRD Ukraine
2000/11/5 17:01 VR2YYW 50.190MHz SSB 59 59 Hong Kong
2000/11/5 17:12 BD7NQ 50.087MHz CW 599 599 China

 どうしても月曜日に提出したい図面があって、日曜日というのに11/5は製図板持参でクラブシャックに向かった。ワッチの合間に図面を書いてしまおうという訳。
 14:00頃から聞こえてきた5B4FLは信じられないほどの強さだった。59+の信号は北西方向から聞こえる。ショートパスでの入感という訳だ。春にすでにQSOしているので、あえて呼ばないで他の局を探す。JY9NXも5B4FLほど強くはないが59で聞こえる。これも楽々QSO(と思ったらNot in the Logだった。その後の顛末はこちら。)
 で、次に聞こえてきたのがUT5JCW。そんなに強くないが、十分呼べる強さ。でもでも、この局とはQSOできなかった。残念。
 夜になって、今度はアジア大オープンで、バンド中が香港や中国で埋まった。日曜日なので局も多くてお祭り騒ぎ。未交信局を探してはQSOした。
 で、オープンが終わってから急いで図面の残りを書き、日が変わることに郵便局のゆうゆう窓口に持っていきました。速達届いたかな?


午後になってもLUが聞こえるのね

2000/11/6 23:39 T88OG 50.143MHz SSB 59 59 Palau
2000/11/9 07:43 LU9EHF 50.125MHz SSB 59 57 Argentina
2000/11/9 12:20 LU2MHP 50.115MHz SSB 53 53 Argentina

 11/9は始業前に1局、LUとQSO。LUは十分に開けたからか、呼ぶ局も少ない。昼休みになって、ワッチしたら、またLUが聞こえる。ずっとオープンしていたの? もう1局QSO。


ペディションは確実に

2000/11/10 09:40 ZM8CW 50.110MHz SSB 59 59 Kermadec Is.

 思えば、K5Kも3B9Rも逃している。今度のZL8は外せない!と思い、平日の朝、仕事の合間にチェックを重ね、59+で聞こえたケルマディックを無事GET。パイルが比較的大きくなる前だったのですんなりQSOできた。


ほんの少しだけアフリカ

2000/11/10 17:59 FR1AN 50.120MHz SSB 57 55 Reunion I.

 FRもできそうでできないエンティティーだったので、少し張ってみた。要は「仕事が終わったら、すぐにクラブシャックに行く。」のだ。で、夕方のおいしい時間をずっとワッチし、20:00頃帰宅。外れた日も多かったが、そんな生活でQSOできたのがこの局。もっとも、ビッグガンの皆さんはすでにQSOを済ませているようで、パイルも無くQSOできた。入感時間は10分ほどだったので、ちょうど静岡に落ちていただけかもしれないが。


平日抜け出し作戦

2000/11/11 12:28 VK4ACJ 50.233MHz SSB 59 59 Australia
2000/11/13 09:22 CE3RR 50.130MHz SSB 55 55 Chile
2000/11/13 12:45 9M6LJT 50.105MHz CW 599 599 Eastern Malaysia
2000/11/15 17:23 3W6LI 50.110MHz SSB 55 55 Vietnam
2000/11/20 09:35 HC2FG 50.110MHz SSB 55 55 Ecuador
2000/11/20 12:40 VK2BHO 50.100MHz CW 579 439 Australia
2000/11/20 18:32 VK3BDL 50.130MHz SSB 59 57 Australia
2000/11/20 18:35 VK3EK 50.MHz SSB 59 59 Australia

日曜日はパイルが激しい。土曜日は仕事が忙しい。でも、平日は仕事の合間にも時間を割くことができるし、パイルも小さい。そこで、仕事中もトイレに行ったついでとかでワッチをするようにした。これで11/13にCE3RRをGET。
 11/15に聞こえてきた3W6LIは現地の局なのだろうか? すこし慣れないオペレート。平日の夕方だからか、信号は強いのに大してパイルになっていなかった。

 11/20のHC2FGはラッキーだった。この日は現場で少し作業をしていたのだが、忘れ物に気づいて、1度自宅に帰ったのだった。その時に何を思ったのか、自室に行くと、RS55くらいでこの局が聞こえてきたのだった! パイルにはなっているけれども、この前に聞いた日曜日のパイルよりもはるかに小さい。ちょうど、静岡に落ちていたのか、なんと2回目のコールでQSOできてしまった。それでもベアフットの弱みか、完璧コピーはされていないので、何度か自分のコールサインを繰り返して完璧にコピーしてもらった。で、忘れ物を持って、再び現場へ。自室滞在時間、実に5分! こういうこともなくちゃね。


やっとで聞こえた北米

2000/11/21 07:45 W6QUV 50.092MHz CW 599 599 United States of America
08:03 KI6CG 50.150MHz SSB 59 59 United States of America
2000/11/23 14:35 V85HG 50.120MHz CW 559 599 Brunei
2000/11/26 08:58 KB7WW 50.140MHz CW 599 599 United States of America
11:14 AL7PJ 50.120MHz SSB 55 55 Alaska

 秋には少しはWが聞こえるだろうと思っていたのだが、やっとで聞こえたのが11/21。かなり秋も深くなってからのことだった。朝食を速攻で済ませ、ワッチすると、59+のWがいくつも聞こえる。Wはやっぱりこういう風にオープンしなくちゃね! でも、時間も短く、30分ほどでフェードアウトした。それでも、2局とのQSOに成功した。

  ところで、クラブシャックの6エレは、高さが低くて戦闘力が無い。そこで、クラブ員の皆さんの許可をとって、パンザマストのトップに6エレを付けさせてもらった。これなら飛ぶぞ!
 11/23もクラブシャックにいた。にはWW-CWコンテストの直前とあって、日本人OPによるV85HGが聞こえてきた。QSBはあるもののQSOできた。

 WW-CWコンテストの真っ最中。このコンテストにはクラブシャックから参加している人がいたので、邪魔になってはいけないだろうと、シャックの外に50MHzの設備一式を出してワッチをすることにした。日曜日なので,クラブシャックに詰めて、朝からワッチという訳。Wは開いたものの、11/21のような力強い信号ではなく、ビッグガンがひょろひょろ時折聞こえる程度。それでも、午前中一杯はオープンしたので、2局の北米とQSOできた、


ヨーロピアン ビッグステーション

2000/11/28 19:09 OH2BC 50.130MHz CW 559 559 Finland

 秋のコンディションもまだ行けそうだと、平日でも仕事後の「クラブシャック通い」を続けていると、ヨーロッパがインド洋スキャッターでまたもや入感した。昨年、呼ぶのを途中で放棄してしまうほど猛パイルだったOH2BCだ。平日の夕方とあって、パイルが少ない上に、頻繁にQSYを繰り返していたので、QSYした瞬間を呼んでQSOできた。それにしてもすごいアンテナねぇ。


最後のダメ押し

2000/12/14 08:05 C21JH 50.140MHz SSB 55 55 Nauru
2000/12/30 16:04 VK4TZL 50.165MHz SSB 59 59 Australia
17:12 VK7ZOO 50.120MHz SSB 59 59 Australia

 12月にC21へのDXペディションがあるとの情報があったが、時期的にどうかな?とも思っていた。結論から言えば、無事QSOできた。仕事が非常に忙しかったが、K5Kのことを思い出して、平日の朝に無理やり時間を取って呼んだらすんなりQSOできた。
 大晦日の前日にはVK7が派手にオープンしたので、未交信局とQSOした。


 サイクルのピークだけあって、楽しい6mでしたねぇ。細かいことで言えば、北米がろくにオープンしてないので、やっぱりサイクル23は不作という感は否めません。でもでも、自分自身、20のNEWをGETできたので、満足です。だんだん増えるところが無くなってきてしまったので、まぁ、あとは次のサイクルのお楽しみかな。DXCCにはまだまだ遠いのです。


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