<参考資料> |
Uバラン用同軸ケーブルの長さを調整する方法 |
1.同軸ケーブルを(1/2λx短縮率)よりも少し長めに切断します。
2.下のように機器をセッティングし、切断した同軸ケーブルを接続します。
3.HFの受信機をAMモードかSSBモードにセットして受信すると、ノイズジェネレーターからのノイズが聞こえます。ただし、ある周波数ではノイズが聞こえなくなると思います。同軸ケーブルがスタブをして動作しているのです。同軸ケーブルを切断していくとこの周波数が上がりますので、25.2MHz近辺でノイズが聞こえなくなるように同軸ケーブルを切っていきます。どのくらい切るとどのくらい周波数が上がるかが分かりますので、慎重に切っていき切りすぎないようにします。
50MHzの受信機しかない場合は、同軸ケーブルの先端の網線と芯線をショートして調整を行います。この場合はノイズの聞こえなくなる周波数が50.4MHz近辺になるようにします。
ノイズジェネレーターが無い場合、ノイズの発生そうな機器(例えば電卓とかコンピューターとか)をノイズ源として使用することができるようです。
以前は僕も「ディップメーター+周波数カウンター」でUバランの長さを調整していましたが、ディップメーターの検出が不安定だったり、ディップメーターの周波数が同調周波数近辺で引っ張られたりして大変でした。上記の方法であれば、周波数が引っ張られることもないし、設備も楽だと思います。(「ディップメーター+周波数カウンター」を揃えるより、ノイズジェネレーターを手に入れる方がはるかに安価)
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