○ EME ○

1996 ARRL EME CONTEST 〜月からのシグナルをREAL AUDIOで聞いてみよう!〜


今回はMDで録音

 1996 ARRL EME contestも移動運用してみました。今回は、新規に購入したMDでSWLした様子を録音してきました。録音レベルが適正でないので、少し歪んでいますが、REAL AUDIOでその音を公開します。


場所・設備

 移動地は清水市駒越海岸。
 設備はIC-740+TRV+AMP=50W 14elYagi(JA9BOH design)*2、周波数は いつもの144MHzです。

車内シャックの写真 アンテナの写真
後部座席のシャック
トランスバーターの上にあるのが
MDレコーダー
アンテナの写真
車がCR−Vになってちょっと快適になりました。


前半戦

 土曜日の夜に用があったので、日曜日の午後から出かけてWのウインドーを聞く。水平偏波で、聞こえたのはW5UNとK5GW。どちらも弱く、数回呼んだが応答無し。月曜日は仕事なのでEUのウインドーまでは聞けない。


後半戦

 土曜日が祝日なので、昼から出かけた。

 土曜日のWのウインドーはW5UNが聞こえたのみ。弱かった。この時は水平偏波で聞き、垂直偏波は試さなかった。呼んでも応答がない。

 EUのウインドー。SM5FRHが聞こえた。

SP SM5FRHの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

 CQ誌に書かれているように、偏波を変えて垂直にしてみたら強くなったので、この状態でさらに聞いたら、I2FAKと F3VUも聞こえた。

SP I2FAKの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

SP F3VSの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

 SM5FRHを数回呼ぶと、QRZ?が返ってきて、ちょっとねばったが「VY WEEK SRI」と諦められてしまった。2ヤギなので、偏波の変更をするのは簡単で、マストクランプを緩めておいて回すだけ。I2FAKからもQRZ?は返ってきたが QSOには至らず。(自分に対してかどうかは不明だが。)

 日曜日のWのウインドー。水平偏波で聞いていたらW5UNが聞こえだした。垂直偏波にしたら、水平よりもかなり強く聞こえたので、呼んでみたらすぐに応答があった。

SP W5UNからの応答(Oリポート)を聞いてみる(REAL AUDIO) (長い)

SP W5UNからの了解(R)を聞いてみる(REAL AUDIO) (長い)

 他にはKB8RQ,K7CA,K2GALと聞こえた。

SP KB8RQの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

SP K7CAの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

SP K2GALの信号を聞いてみる(REAL AUDIO)

 結局、WKD 1,HRD 6に留まりました。


雑感

  今回、自分にとっての発見は偏波による違いでした。垂直の方がFBに聞こえていました。ただ、元々、水平偏波を考えてアンテナを製作したため、構造的に垂直だと問題があります。と言うのも、ブームが細くてブームステーで吊っているのですが、それを支えるパイプが金属で、垂直偏波にしてブームステーを使おうとすると、エレメントと平行になってしまうのです。結局、垂直偏波の時は、ブームステーも一緒に回転させて、ブームステーが効かないようにしていました。この為、ブームがかなり垂れていました。

 また、垂直偏波ではFMの違法局のQRMがひどかったです。144.020MHzに強力なのがいて、日曜日のWのウインドーは散々でした。

 設備も段々ガタが来ていて、設営の際にアンテナのエレメントにつまずいて折ってしまうし(予備を持っていたので補修は出来たが)、TRVのフロントエンドは発振するし、設備の拡充どころか、現状維持も出来ていません。


 次のEMEはいつのことになるやら・・・・?


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