担ぎ上げにせよ、車での移動にせよ、車が運転できなければどうしようもないのに、なんと免停になってしまいました。今まで、大きな事故をしたことがなかったのに、追突事故を起こしてしまったのです。それだけならまだしも、その3日後にスピード違反で捕まるという運の無さ。計10点で、見事に60日免停。30日短縮しても、30日は車を運転できないわけです。しかも、この30日間にお正月がまるまる入っているという・・・。で、自力じゃNYPの移動運用に行けないのね。
みんなに言うのですが、以前のようなアクティビティーは無く「寒いからヤダ〜」となってしまうのが、普通のところ。が、しかし、JG2CEZ鈴木さんだけには「行こう!」と言っていただき、乗せていってもらえることになりました。ありがとう!
集合もなにもないので、こちらの家にCEZに来ていただき、出発。途中、忘れ物を思い出し、一旦、帰る。ゴメン。
富士のセブンイレブンにも寄らず、ひたすら遠笠山を目指します。だんだん、空が明るくなってくる。西伊豆の山々には雪が積もっているのが駿河湾越しに見えてきた・・・。遠笠山はどうなんだろう?
昨年末、首都圏でも雪が降り、積もったのだそうだ。年末に東京で雪が積もるのは20年振りくらいだったとのニュースを見たばかり。うむ。
伊豆スカイライン、冷川料金所。「伊豆高原へはチェーン規制があるので入れません。」と断られてしまった。
裏道を使って遠笠山道路へ。遠笠山道路にはなんとかたどり着いたのですが、その後の路面が非常に危険・・・それでも何とか上っていきました。路面はアイスバーン状態なので、無謀だったかも。
遠笠山道路の路面・・・こりゃ無茶だった。
慎重に、慎重に、なんとかいつもの移動地にたどりつきましたが、まるで運用できる状態ではありません。1984年からの恒例の行事だった、New
Year Partyの移動運用が、ついに中止ということになりました。でも、よく20年も続いたもんだ。自分の中でも、New
Year Party@遠笠山を続けるのは義務的に思っていたこともあり、反対にホッとしたところもありました。自然環境には勝てない・・・
登山口まで到着して、車をUターンさせて、遠笠山を後にしました。
登山口の状況
いつもの移動地の様子
車の乗り入れそのものが無理です。
遠笠山道路を降りていき、途中で移動運用のできる場所を探したのですが、ちょうどいい場所がないんです。どこも積雪。結局、伊豆スカイラインまで戻ってきてしまいました。伊豆スカイラインもチェーン規制なので、結局、中伊豆の町まで降りてしまい、国道136号線を北上しました。もう、太陽も高い位置にある。カートランシーバーの430MHzのメインチャンネルからは「CQ
ニューイヤーパーティー」の声が聞こえてきた。まだ、移動地すら決まっていない。
結局、滝知山まで戻り、移動運用することにしました。こちらは標高がないので、残雪がところどころに少しずつあるだけの状態でした。
玄岳のふもとから見た相模湾の景色の良いこと! 冬の寒い空は空気も澄んでいて、霧もなく、青い海が鮮やかに見えました。
滝知山にはすでに移動運用を楽しんでいるグループがありましたが、144/430MHzの運用だそうで、「周波数が違えば良いでしょう」ということで,われわれはHFの逆Vと50MHzの5elを展開しました。
50MHzSSBでCQを出すのですが、明らかに遠笠山に比べると呼ばれない。あーあ、つまんない。運用の後半で分かったのですが、アンテナが接触不良を起こしていた・・・設備にまでそっぽを向かれてしまいました。
幸い強風が吹いていたわけではないので、屋外に設備を展開して野外運用をしてみました。
途中、JQ1AHZ高橋さんとも合流しました。高橋さんは、2週間後に九州への転勤を控えており、これが最後の合同移動運用になりそうです。離れても無線やメールでやりとりできるけれども、やはり寂しいものですね。
JQ1AHZ運用風景。
後ろに見えるのが、JG2CEZの愛車、赤いフェラーリ(嘘)。
それでも、なんとか100QSOして撤収しました。
いつもの記念撮影
50MHz 5el(ver.Tenshi)
HFキボシ式マルチバンド逆V
JQ1AHZ,JG2CEZ,JG2TSL
QSOしていただいた皆さん、どうもありがとうございました。
ご意見、ご感想はこちらまで→jg2tsl@jarl.com